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片付けることで「人生の問題」は改善もしくは解決するのか、さくら60実験継続中(1)
Days:2015.09.28 Categories:なぜ断捨離をすすめるのか
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さくら60が片付けることで改善したいと思っているのは長男との関係です。
片付けをはじめたのは、長男がパチスロで作る借金を肩代わりしているうちに貯蓄が底をついてしまったからです。
このままでは家族の生活が破綻してしまいます。
それは何としても避けなくてはいけない、というのが片付けを始めた動機です。

長男についての話は長くなりますので何回かに分けて書いていこうと思います。
今回、発症したときの話です。
片付けをはじめたのは、長男がパチスロで作る借金を肩代わりしているうちに貯蓄が底をついてしまったからです。
このままでは家族の生活が破綻してしまいます。
それは何としても避けなくてはいけない、というのが片付けを始めた動機です。

長男についての話は長くなりますので何回かに分けて書いていこうと思います。
今回、発症したときの話です。
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長男は大学三年生の時に双極性障がいを発症し、同時期にパチスロの依存に陥りました。
長男は電車で30分ほどのところにある高校を出て、車で4時間くらいの地方の国立大学に行っていました。
大学三年生の秋、
「全然食べられないし眠れない」
「もう頭の中がグチャグチャでどうしたらいいのかわからない」
「オレって生きてても良いんだよね?」
「バイトがあって穴が開けられないから終わったら電車で家に帰る」
「やっぱり無理、家から出られない、電車には乗れない」
などと早朝から何回か電話があって、最後の電話は夜10時過ぎでした。
夫は次の日仕事でどうしても休むことはできなかったので、それまで長距離運転をしたこともなかったさくら60は夜10時半に家を出て、慣れない高速道路を飛ばして夜中に息子のアパートに到着しました。
そこで見たのはうろうろと歩き回り、戸締まりを極度に心配する明らかに今まで見たことのない息子の姿でした。
当面の着替えだけ持って、すぐに息子を連れて車をとばし、7時半には家に帰り着き、息子はその日の内に精神科を受診しました。
息子は医師に1時間近く、自分がどうだったかを話していました。
それをそばで聞きつつ、息子が「おかしくなっていく自分」をなんとかしようとどんなに頑張ったか、どうしてこうなってしまうのか、その原因を探ろうとしたのか、というのが伝わり、胸がふさがれる思いでした。
息子の話をじっくりと聞いた後で、「息子さんがこんなふうに大変なことになっていることにご家族が気がつきませんでしたか?」と医師から聞かれ、夏休みに帰ってきたときになんだか落ち着きがなかったことを思い出しました。
でもまさかここまで追い詰められていたとは思っても見なかったのです。気がついてあげられなかったことが本当に悔やまれました。
今思うと、息子はお金を持たせるとすぐに使ってしまうとか、忘れ物や無くしものが多いとか、電車に乗り遅れるとか、小さいときから日常生活を送る上で自立して生活すると言うのが難しい子どもだったと思います。
ただ表面的には、いわゆる学力面では優秀で、しなくてはいけない仕事などは愚直なまでにやりとげることができたため、学校で問題視されることは全くありませんでした。
また、家族で暮らしている限りは知らないうちに誰かが不備を補っていたため、日常生活では問題だと思うこともありませんでした。
自立して生活するのが難しいと気がついたのはつい最近のことです。
さくら60は自分が学生生活を送ったときのことを基準に考えていたので、親元を離れてのびのびと楽しく暮らしていると思っていたのです。
ところが息子は、一人暮らしでの金銭管理がうまくできず、仕送りをどんどん使ってしまいお金が足りなくなりバイトを3つ掛け持ちするような、そんな生活を送っていたのでした。
医師の診断はパニック障害でした。(この診断は後で変わり、現在は「双極性障がい」として治療を受けています。)
医師は薬を処方して「とにかく今はゆっくり休むこと。若いから回復するのも早いと思う。なにもしないで休みなさい」といいました。
ちょうど大学の後期が始まる前のじきでしたので、とりあえず後期が始まるまでは家で過ごすことにしました。
家に連れてくる間も、ウトウトするだけでほとんど眠らなかったので、薬を飲んでゆっくり休めばなんとか回復するのではないか、と家族は楽観していたのです。
回復して日常生活が可能になるまでは、できるだけのことはどんなことでもしてやろう、それが気がついてやれなかった私にできるただひとつのことだ、と思ったのでした。
その日から、さくら60も家族も、理解するのが難しい長男の言動に惑わされ、現在もそれが続いています。
この後も不定期ですが息子の話は続けます。
緊急事態で遊学先まで迎えに行く
長男は電車で30分ほどのところにある高校を出て、車で4時間くらいの地方の国立大学に行っていました。
大学三年生の秋、
「全然食べられないし眠れない」
「もう頭の中がグチャグチャでどうしたらいいのかわからない」
「オレって生きてても良いんだよね?」
「バイトがあって穴が開けられないから終わったら電車で家に帰る」
「やっぱり無理、家から出られない、電車には乗れない」
などと早朝から何回か電話があって、最後の電話は夜10時過ぎでした。
夫は次の日仕事でどうしても休むことはできなかったので、それまで長距離運転をしたこともなかったさくら60は夜10時半に家を出て、慣れない高速道路を飛ばして夜中に息子のアパートに到着しました。
そこで見たのはうろうろと歩き回り、戸締まりを極度に心配する明らかに今まで見たことのない息子の姿でした。
当面の着替えだけ持って、すぐに息子を連れて車をとばし、7時半には家に帰り着き、息子はその日の内に精神科を受診しました。
病院で診察を受ける
息子は医師に1時間近く、自分がどうだったかを話していました。
それをそばで聞きつつ、息子が「おかしくなっていく自分」をなんとかしようとどんなに頑張ったか、どうしてこうなってしまうのか、その原因を探ろうとしたのか、というのが伝わり、胸がふさがれる思いでした。
息子の話をじっくりと聞いた後で、「息子さんがこんなふうに大変なことになっていることにご家族が気がつきませんでしたか?」と医師から聞かれ、夏休みに帰ってきたときになんだか落ち着きがなかったことを思い出しました。
でもまさかここまで追い詰められていたとは思っても見なかったのです。気がついてあげられなかったことが本当に悔やまれました。
それまでの長男
今思うと、息子はお金を持たせるとすぐに使ってしまうとか、忘れ物や無くしものが多いとか、電車に乗り遅れるとか、小さいときから日常生活を送る上で自立して生活すると言うのが難しい子どもだったと思います。
ただ表面的には、いわゆる学力面では優秀で、しなくてはいけない仕事などは愚直なまでにやりとげることができたため、学校で問題視されることは全くありませんでした。
また、家族で暮らしている限りは知らないうちに誰かが不備を補っていたため、日常生活では問題だと思うこともありませんでした。
自立して生活するのが難しいと気がついたのはつい最近のことです。
さくら60は自分が学生生活を送ったときのことを基準に考えていたので、親元を離れてのびのびと楽しく暮らしていると思っていたのです。
ところが息子は、一人暮らしでの金銭管理がうまくできず、仕送りをどんどん使ってしまいお金が足りなくなりバイトを3つ掛け持ちするような、そんな生活を送っていたのでした。
医師の診断
医師の診断はパニック障害でした。(この診断は後で変わり、現在は「双極性障がい」として治療を受けています。)
医師は薬を処方して「とにかく今はゆっくり休むこと。若いから回復するのも早いと思う。なにもしないで休みなさい」といいました。
ちょうど大学の後期が始まる前のじきでしたので、とりあえず後期が始まるまでは家で過ごすことにしました。
家に連れてくる間も、ウトウトするだけでほとんど眠らなかったので、薬を飲んでゆっくり休めばなんとか回復するのではないか、と家族は楽観していたのです。
回復して日常生活が可能になるまでは、できるだけのことはどんなことでもしてやろう、それが気がついてやれなかった私にできるただひとつのことだ、と思ったのでした。
その日から、さくら60も家族も、理解するのが難しい長男の言動に惑わされ、現在もそれが続いています。
この後も不定期ですが息子の話は続けます。
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